若きウェルテルの悩み

ウェルテルようやく読んだ。

 

人の悩みってなんでこんなに共有不可なんだろうな。この間あなたから聞いた悩みも、あなたにとっては取るに足らないことだったらどうしよう。と思った。

 

わかったふうにしているけど、たった今この瞬間も、目の前にいる人の思考は一つもわからなくて、わかることもできない。他人になれたらいいのにな〜

 

集団になれる、集団として見られる、社会は人間の集合体、人間はこんなに集っているのに一人だなと思う。わからなくても生きていけるんだろう。

 

 

全然ウェルテルの感想じゃないな。

てか読書メーターの感想がおもしろかった。

ウェルテルの気持ちが理解不能な人たくさんいるっぽかった。

読書感想文ってあんま良くない課題、もしかして採点するの好きだった先生もいたのかな。人の感想っておもしろい。

 

他人の価値観を取り入れる瞬間、自分との比較はしなくて、ただ救われる気持ちになる。

 

自分のまま自分じゃない人になれたらいいのにな、そういえばそれに近い体験が絵画鑑賞なのかなと前考えた。

視界も共有できないものだけど、絵ってその人の見てる世界の共有手段なんじゃないかな。

風景画ってつまんなかったけどそうじゃないかもって、作家の見えてた世界、明るくて柔らかい庭とか、この人はこう見えてたんだ、そう考えたら風景画ってめちゃくちゃわかりやすくて良い。

 

他人を知るよろこびなのか、他人になれたよろこびなのか、この間絵をそうやって見るって気づいた時、すごく嬉しかった。

 

やっぱりウェルテルの感想は言えないっぽい。

観劇したいな、ウェルテル。心情変化が舞台で観たい感じだった。